フローサイトメトリーによる多項目同時定量解析

BD社のBD™ Cytometric Bead Array（BD™ CBA）などを用いて、少量（25-50 µL）のサンプルを用いて一度に多種類の標的タンパク質（最大30種類）の濃度同時測定を行います。**Biolegend 社、LEGENDplex™ Multiplex AssaysやRayBiotech社、RayPlex® Bead Arrays等も取り扱っています。

このアッセイは蛍光強度の異なる補足用ビーズ（それぞれの蛍光強度に1種類の標的タンパク質の抗体をコーティング） と検出用抗体 （PE標識） をタンパク質溶液と抗原抗体反応を行うことで、サンプル中の標的タンパク質が補足用ビーズの抗体 と検出用抗体とにサンドイッチされた複合体を形成します。測定はフローサイトメーターを用いてその混合液中に含まれるタンパク毎の捕捉用ビーズが持つ固有の蛍光強度で種類を特定すると同時に検出用抗体の蛍光量でタンパクの濃度を測定（定量）します。