カスタマイズが豊富なAAVセロタイプテストパネル - AAVセロタイプテストパネル

アデノ随伴ウイルス (AAV) は遺伝子治療用ベクターとして最も有望なウイルスベクターとして認識されています。その理由はセロタイプ（血清型）の違いによって、異なるキャプシッドタンパク質を組成し、異なる組織指向性、形質導入効率さらに低い免疫原性を示すためです。VectorBuilderのセロタイプテストパネルは、GFPを発現するベクタービルダーの18種類のセロタイプAAVのラインナップから最低3種類から最大18種類まで、プロジェクトの必要に応じでお好みの数だけ選べるようになっています。さらにレポーターEGFPを発現するプロモーターもCAGとCMVの2種類からお選びいただけます。研究にお使いになる細胞や組織に適したセロタイプとプロモーターを体系的に比較し特定するために最適なスクリーニング用キットです。

(AAVセロタイプと組織指向性)

多くのAAV系統が自然界では単離されています。 これらのAAVはウイルス表面のキャプシッドタンパク質の抗原性によって異なるセロタイプ（血清型）に分類されています。異なるセロタイプは異なる組織指向性(感染の組織特異性）を付与します。そのため、ウイルスパッケージにさまざまなキャプシドタンパク質を使用することで、さまざまなセロタイプをウイルスに与えることができます。 AAVセルタイプテストパネルは、複数のAAVセロタイプの組織特異性を体系的に比較するように設計されており、実験に最適なセロタイプを選択するのに役立ちます。