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製品の特長 - 高感度シングルセル/シングル核RNA-seq解析サービス

既存のシングルセルRNA-seq解析に比べ、より多くの遺伝子を検出 (図1)

フローサイトメーターとの相関が高く、正確な細胞組成データを取得可能(図2)

一度に最大50,000細胞を処理が可能

タンパク質変性作用のある界面活性剤を利用することにより、RNaseに対し高い耐性、顆粒球も効果的に解析可能

流路の詰まりがないため、サンプルロスリスクがほぼなく、臨床検体等の再取得困難なサンプルに最適

Rhapsodyを用いることで、顕微鏡観察による解析細胞数の調節(細胞ロード後の追加)が可能

Universal Surface Biotinylation (USB法)により、生物種・細胞種非依存的・細胞核対応なマルチプレックス解析が可能

固定細胞 / 細胞核解析に対応

少ない必要細胞数で対応可能 (例:50,000細胞解析の場合、最終必要細胞数は65,000細胞)

概要 - 高感度シングルセル/シングル核RNA-seq解析サービス

がん細胞や免疫細胞などの不均一な細胞集団の解析に重要であることから、シングルセル/核解析はいまや遺伝子解析技術の中でもスタンダードの一つになりつつあります。しかしながら、従来の手法では感度的に検出できない遺伝子がある、一度に処理可能な細胞数が限られるなどの制限があり、検体によっては正しい結果が得られないケースがありました。

そこでイムノジェネテクス社では、日本ベクトン・ディッキンソン (BD) 社のRhapsodyシステムと東京理科大学発の高感度cDNA増幅法 (TAS-Seq法1) をベースとし、さらに高感度に検出が可能なTAS-seq2法2を組み合わせたシングルセル/核RNA-seq解析サービスを実施しております。また、お客様のご希望に応じて、現地にてRhapsodyによるシングルセル化、凍結細胞、凍結組織からの調製なども対応可能です。

既存のシングルセル/核RNA-seq解析では対応できない検体や、より正確な評価にぜひお役立てください。

1:固相担体を用いた核酸増幅方法(PCT/JP2020/027123) 2:相補DNA鎖を増幅する方法(特願2023-036275)

仕様 - 高感度シングルセル/シングル核RNA-seq解析サービス

サンプル種類生物種:ヒト、マウス、ラット等 シングルセル RNA-seq 解析 ・指定のプロトコルにて合成したcDNA ・凍結細胞(1×10^6個生存率>80%) ・凍結組織(指定の凍結保存用液プロトコルで保存) シングル核 RNA-seq 解析 ・凍結組織(10mg程度、液体窒素などを用いた急速凍結を推奨) ・指定のプロトコルにて固定した細胞 解析実績がある生物種、細胞の種類、組織の種類等はお問い合わせください。
解析法Rhapsodyによる細胞単離とcDNA合成 TAS-seqによる増幅、ライブラリ調製およびシーケンス
報告内容ハードディスク(HDD) ・作業報告書 ・シーケンス生データ一式 ・マッピング結果ファイル (遺伝子発現テーブル並びにRNA velocity解析用発現テーブル、解析レポートファイル等) レポート例 マッピング解析レポート外部リンク Seurat解析による細胞クラスタリング・マーカー遺伝子検出解析のレポート外部リンク ※イムノジェネテクス社のWebページとなります。
目安納期サンプル受領から2.5ヶ月程度
その他該当項目: なし
メーカー希望小売価格(税別)お問い合わせ下さい
表示価格は代表的な仕様のものです。詳細はお問い合わせください。
メーカーイムノジェネテクス
販売元コスモ・バイオ
メーカーサイト製品ページ
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TAS-seq2法
(Terminator-assisted solid-phase cDNA amplification and sequencing)

TAS-seq2法 (Terminator-assisted solid-phase cDNA amplification and sequencing)

  • TAS-seq2法
(Terminator-assisted solid-phase cDNA amplification and sequencing)
  • 図1. TAS-seq2のバリデーションデータ
TAS-seq2では、他社の手法に比べ1.5倍~2倍以上の遺伝子を検出した
  • 図2. マウス肺細胞におけるフローサイトメーターと各種シングルセル解析手法の比較
左図:フローサイトメーターの結果と比較すると、A社の手法ではマクロファージを過大に、線維芽細胞を過少に検出していたり (赤枠)、C社の手法では内皮細胞と単球を過大に、肺胞マクロファージを過少に検出したりする(緑枠) のに対し、TAS-seqの結果はよく相関していることが確認された。
右図:TAS-seqの結果は非常に再現性が良いことが確認された。
  • 図3. TAS-Seq2を用いたマウス肝臓検体由来細胞核解析例
細胞調製時のロスにより解析が困難な肝細胞についても、肝臓を構成する各種細胞のクラスターの同定に成功した。

注意事項

  • 価格及び、サービスの仕様・内容などにつきまして、予告なしに変更されることがあります。
  • 表示している参考価格に消費税等は含まれておりません。