がん細胞や免疫細胞などの不均一な細胞集団の解析に重要であることから、シングルセル/核解析はいまや遺伝子解析技術の中でもスタンダードの一つになりつつあります。しかしながら、従来の手法では感度的に検出できない遺伝子がある、一度に処理可能な細胞数が限られるなどの制限があり、検体によっては正しい結果が得られないケースがありました。
そこでイムノジェネテクス社では、日本ベクトン・ディッキンソン (BD) 社のRhapsodyシステムと東京理科大学発の高感度cDNA増幅法 (TAS-Seq法1) をベースとし、さらに高感度に検出が可能なTAS-seq2法2を組み合わせたシングルセル/核RNA-seq解析サービスを実施しております。また、お客様のご希望に応じて、現地にてRhapsodyによるシングルセル化、凍結細胞、凍結組織からの調製なども対応可能です。
既存のシングルセル/核RNA-seq解析では対応できない検体や、より正確な評価にぜひお役立てください。
1:固相担体を用いた核酸増幅方法(PCT/JP2020/027123) 2:相補DNA鎖を増幅する方法(特願2023-036275)
サンプル種類 | 生物種:ヒト、マウス、ラット等 シングルセル RNA-seq 解析 ・指定のプロトコルにて合成したcDNA ・凍結細胞(1×10^6個生存率>80%) ・凍結組織(指定の凍結保存用液プロトコルで保存) シングル核 RNA-seq 解析 ・凍結組織(10mg程度、液体窒素などを用いた急速凍結を推奨) ・指定のプロトコルにて固定した細胞 解析実績がある生物種、細胞の種類、組織の種類等はお問い合わせください。 |
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解析法 | Rhapsodyによる細胞単離とcDNA合成 TAS-seqによる増幅、ライブラリ調製およびシーケンス |
報告内容 | ハードディスク(HDD) ・作業報告書 ・シーケンス生データ一式 ・マッピング結果ファイル (遺伝子発現テーブル並びにRNA velocity解析用発現テーブル、解析レポートファイル等) レポート例 マッピング解析レポート外部リンク Seurat解析による細胞クラスタリング・マーカー遺伝子検出解析のレポート外部リンク ※イムノジェネテクス社のWebページとなります。 |
目安納期 | サンプル受領から2.5ヶ月程度 |
その他 | 該当項目: なし |
メーカー希望小売価格(税別) | お問い合わせ下さい |
注意事項