【概要】
シングルセルレベルで遺伝子発現を網羅的に解析します。組織(バルク)での解析では、個々の細胞の転写産物が混ぜ合わされ、構成細胞の平均値が結果として現れます。一方、シングルセル解析では組織を構成する細胞一つ一つについて解析することで、より多くの情報を得られます。
【シングルセル解析のポイント】
1.細胞の分類 ーデータをもとにした分類で細胞集団の内訳の把握
2.遺伝子発現の違いを通じた細胞集団の比較 ー細胞集団間の差異、機能的特徴の発見
3.新しい細胞集団の発見 ー細胞亜集団の発見・機能解析によるバイオマーカー・創薬標的の発見
4.細胞決定の道筋をたどる ー遺伝子発現変化による疑似的な時間軸の発見・細胞運命分岐の発見
生物の体は「機能の異なる様々な細胞」でできています。組織(バルク)での解析では、個々の細胞の転写産物が混ぜ合わされ、構成細胞の平均値が結果として現れます。つまり、個々の細胞の値は隠されてしまいます。
シングルセル解析は組織を構成する細胞一つ一つについて解析することで、より多くの情報を得られます。また、教師なしクラスタリングにより、各細胞のデータのみを使って細胞の種類を分類することができます。
【サンプル受入要件】
・接着細胞の場合は50万個以上を推奨(浮遊細胞の場合はお問い合わせください)
・凍結融解後の細胞生存率が90% 以上を推奨(自動セルカウンターに加え、目視によるカウントを推奨)
※詳細はお問い合わせください。凍結保存によって十分な細胞生存率が保てない場合や、細胞数が少ない場合は、細胞数・濃度・細胞のタイプなどの詳細を確認させていただき、サンプル調製方法や輸送方法を検討することでお受けできる場合がございますので、お問い合わせください。
【ご依頼方法】
以下の情報とともに、お問い合わせください。
(1) 解析対象の生物種
(2) サンプル数
サンプル種類 | 生細胞, 凍結細胞 |
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解析法 | シングルセルRNA-seq (scRNA-seq) |
報告内容 | fastqデータ,解析データ,作業完了報告書,Figureなど |
目安納期 | お問い合わせ下さい |
その他 | 該当項目: なし |
メーカー希望小売価格(税別) | お問い合わせ下さい |
注意事項