# サービス概要
マクロファージの貪食活性の亢進は、自然免疫の基本的な機能であり健康増進のマーカーとして利用が可能です。マクロファージの培養時に被検物質を添加して、異物貪食の増強効果を測定します。



　マクロファージ細胞株(RAW264.7 や NR8383、J774.1など)の培養液中にご依頼の物質を添加して回収した細胞に蛍光ラテックスビーズ、または、ザイモザンなどを貪食させて、貪食したマクロファージの割合、粒子数を測定します。


# サービス概要
人工ヌクレアーゼ（NextGEN™ CRISPR、XTN™TAL Nuclease、CRISPR/Cas9等）によるノックアウト細胞作製の他、人工ヌクレアーゼと　piggyBac™ トランスポゾンシステムとの組み合わせることによるノックイン、ポイントミューテーションなど、多様な変異導入に対応します。


# サービス概要
マクロファージのＮＯ（一酸化窒素）活性は、細菌やウイルスなどの異物を排除する時に亢進します。



マクロファージ細胞株(RAW264.7 や NR8383、J774.1など)の培養液中にご依頼の物質を添加し、２４～７２時間後の培養上清を回収します。一酸化窒素（ＮＯ）産生能として、上清中の亜硫酸量を、グリエス試薬を用いて測定します。


# 免疫評価試験とは
乳酸菌生産物や発酵食品など様々な物質が、免疫反応に作用することが近年報じられています。免疫反応にはマクロファージの活性化や貪食作用が挙げられます。TNFalphaをはじめとする炎症性サイトカインは異物（抗原）刺激を受け活性化したマクロファージから分泌されるため、マクロファージの活性度合いを知る指標として利用できます。また活性化したマクロファージでは貪食能が向上するため、標識化合物を貪食させることで、その貪食能を可視化し定量することが可能となります。


貪食現象のタイムラプス撮影（オプション）

# タイムラプス撮影とは
インターバルを設けて撮影するタイムラプス撮影は、天体や気象、建築といった分野で多く利用されております。バイオの分野では、細胞の挙動やタンパク質の発現などの変化を捉えることに活用されています。独自開発したリアルタイム培養細胞観察システムを用いることで、培養環境を変化させることなく培養中の細胞の長期間観察が可能となりました。


タイムラプス撮影による動画例

# 毒性評価試験とは
動物細胞は生体と異なり、毒性物質に対して敏感に反応することが多いため、毒性評価として用いられます。医薬品や化粧品、機能性素材といった添加物が、細胞毒性を示さない濃度のほか、接触（暴露）時間などを見出します。ここで得られた情報を基に、様々な細胞機能解析をおこなうことも可能です。


毒性評価のタイムラプス撮影（オプション）

# アレルギーへの評価試験とは
ヒスタミンをはじめとしたアレルギーの症状を引き起こす物質は、主に肥満細胞や好塩基球から「脱顆粒」と呼ばれる現象によって分泌されます。添加物のアレルギーへの作用を評価するため、添加物の存在下で細胞に対して様々な「脱顆粒」刺激を与え、細胞から放出されるヒスタミンやベータヘキソサミニダーゼを測定します。


受託カタログ

細胞培養サービス一覧

貪食活性試験

遺伝子改変細胞作製サービス

ＮＯ（一酸化窒素）産生試験

マクロファージモデル細胞を用いた免疫評価試験

動物細胞のタイムラプス撮影

動物細胞を用いた毒性評価

炎症物質分泌モデル細胞を用いたアレルギーへの評価試験