# SDS-PAGE によるタンパク質の分離展開、およびゲルの染色処理
ポリアクリルアミドゲルおよび電気泳動用緩衝液は、富士フイルム和光純薬株式会社の製品を使用します。

　試料に含まれるタンパク質の量や組成に応じて、銀染色やCBBなどの色素染色をお選びいただけます。

銀染色には質量分析専用のキットを用います (https://labchem-wako.fujifilm.com/jp/product/detail/W01W0129-5890.html)。


# 製品の概要
タンパク質のリン酸化は細胞の増殖の調節や酵素の活性、細胞内シグナル伝達などに関わる重要な役割を担っていますが、遺伝子解析では推定することができないためタンパク質を直接解析する必要があります。いであ株式会社は、プロテオーム解析技術を用いたリン酸化タンパク質解析に加えて、リン酸化部位の同定作業も実施します。


# 製品の概要
お客様からタンパク質溶液を送付していただき、等電点電気泳動(一次元)からSDS-PAGE(二次元)を行い、複数サンプル間の比較解析を実施いたします。18 x 20 cmもしくは24 x 20 cmのゲルを使用しますので、数千種類のタンパク質を分離することが可能です。泳動像のスポットパターンを比較することで、ある生命現象に対応して特異的に変化するタンパク質を発見できます。

■泳動像数値化解析

取得した二次元電気泳動像の比較解析を行います。大型ゲルによる高分解能の二次元電気泳動像を解析する場合、サンプル間のスポットの比較を目視で行うには限界があります。膨大なスポット情報から有用な情報を引き出すため、画像解析ソフトウェアによる定量解析を行います。刺激の有無や経時変化に対応したスポットの出現・消失・増加・減少の情報を高い精度で得ることで、信頼性の高い解析結果をご提供いたします。

報告書は、閾値を超える濃度変化が起こったスポットに印を付けた分かりやすい体裁で納品いたします。報告書末尾には濃度差が大きいスポットを順に並べた同定候補リストを収載しております。


# 製品の概要
検査・診断、創薬といった研究によく使用される血清アルブミンのような含量が極めて高いタンパク質から構成されており、これが研究の支障となっておりました。本サービスは、含量が多いタンパク質6種に対する抗体固定化担体を用いて血清中の含量の多いタンパク質を取り除き、二次元電気泳動を行う受託サービスです。

■サービス概要・流れ

Multiple Affinity Removal System (Agilent Technologies)を使用します。



タンパク質6種に対する抗体固定化担体により含量の多いタンパク質を除去後、二次元電気泳動による解析を行います。その後のタンパク質同定も可能です。


受託カタログ

電気泳動サービス一覧

SDS-PAGEとゲル染色

パルスフィールド電気泳動

リン酸化タンパク質関連解析サービス

二次元電気泳動解析サービス

血清タンパク質解析